紀州備長炭の保管方法

紀州備長炭はいつまで使える?

紀州備長炭の成分は、ほとんどが炭素ですから、保管状態がよければ変質することなく、何年でも使用することができます。
しかし、木炭は空気中の水分や臭気などさまざまな成分を吸着するので、そのような木炭を着火させると爆跳したり、悪臭を放つこととなります。
そのため、外気に触れないように密閉保管しなければなりません。

爆跳:ばくちょう

紀州備長炭を急激に加熱すると、内部の水蒸気やガス分が急激に膨張し、勢いよく木炭が爆ぜます。この現象を爆跳と言います。バーン!パチパチ!と連続して木炭の破片が勢いよく飛び散り危険です。
内部密度が高く空気の抜けにくい硬質な備長炭が爆跳を起しやすいです。
※高級(上質)な備長炭でも爆跳します。

爆跳した紀州備長炭
爆跳した紀州備長炭
粉々になるまで爆跳が続きます。
勢いよく2~3mも飛び散ることがあり危険です。

もし、火起し器などで爆跳し始めたら、ガスを弱火にして顔を近づけないようにしてください

水分の吸収

水分を含むと爆跳しやすくなります。備長炭の場合、完全な乾燥重量の10%ほどの水分を吸収します。
つまり、10kgの備長炭は、1kg=1リットルの水分を吸収します。
※一度、吸湿した水分は、ほとんど放出されず保たれます。

臭気の吸収

空気中のさまざまな物質を吸着しますので、着火時の加熱により強烈な悪臭を放ちます。
また、これらの物質は爆跳に拍車をかけることになるかもしれません。

木炭の保管方法

木炭はビニール袋などで密封し、段ボール箱に入れるなどして、空気、湿気にふれないように保管してください。ビニール袋もある程度は湿気を通しますので、乾燥剤を入れたり、2重にするなどしてください。

木炭はビニール袋などで密封し、段ボール箱に入れる

当店で販売の紀州備長炭

当店の備長炭は全てビニール袋+乾燥剤入りでお届け

当店の備長炭は全てビニール袋+乾燥剤入りでお届けしています。
2004年から業界で初めて当店が取り入れた方法です。
残った備長炭も1年ぐらいは安心して保管いただけます。

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